沖縄戦跡取材

平和学習の勉強のために

過去沖縄には戦跡の取材ではもちろん、6月23日の「沖縄全戦没者追悼式」、平和講演会などで訪れています。
今回の主要目的は平和学習の勉強のためです。
私自身、学校の講演会で沖縄戦の話をします。

平和学習のあり方、方法、取り組みなどを学ぶために「沖縄県平和資料館」「対馬丸記念館」「ひめゆり平和祈念資料館」を訪ね取材をさせていただきました。

沖縄県平和祈年資料館

沖縄県平和祈念資料館は、太平洋戦争で唯一住民を巻き込んだ戦闘があった沖縄戦の歴史的事実、教訓を後世に伝え、恒久平和に寄与する目的で設立されました。
沖縄戦沖縄県平和祈念資料館では、担当者の方から沖縄戦のこと、資料館の目的や展示、平和学習についてなどを伺いました。
とくに各地からこの施設に訪れる学校の平和学習については参考になりました。
沖縄県民ですら沖縄戦の記憶の風化を68パーセントの人が感じているということです。
若い世代に沖縄戦をはじめ、日本の戦争をどのようにして知ってもらうかは私たち大人の役割として考えていかねればならない問題です。

対馬丸記念館

1944年8月22日、沖縄から長崎に向け航行中の学童疎開船「対馬丸」は、米潜水艦の攻撃を受け、撃沈されました。学童780人を含む1485人が犠牲になり尊い命が失われました。
「対馬丸記念館」は、この歴史的事実を共有し後世に語り継いでいくためにつくられました。
多くの子どもや民間人も戦争によって犠牲になったことを知り、戦争と平和、命の尊さを考える場として活用したいと思います。

ひめゆり平和祈念資料館

沖縄戦では「ひめゆり学徒隊」100余名が犠牲になり亡くなりました。
「ひめゆり平和祈念資料館」には、ひめゆり学徒隊の遺品・遺影、生存者の証言・映像、壕を再現したのジオラマなどが展示されています。
若くして散ったひめゆりの惨状を知り、戦争の悲惨さ、愚かさ、虚しさを、恐ろしさを感じる資料館だと思います。

戦跡の取材で他にも「チビチリガマ・シムクガマ」「海軍壕」「読谷の掩体壕」「伊江島の公益質屋跡」を訪ねました。


遺影・対馬丸記念館

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ガマ・沖縄県平和祈念資料館