楠公精神と回天特攻隊
楠木正成、水戸光圀、吉田松陰、回天特攻へ
太平洋戦争末期、日本軍は「統率の外道」(あってはならない作戦)といわれた特攻作戦を行いました。
兵士たちが命と引き換えに敵艦に体当たりし自爆する攻撃 でした。
その作戦に選ばれたのが17〜23歳の若き隊員たちでした。
祖国を守るためという大義を与えられ終戦の日まで特攻は続きました。
米軍に恐れられた特攻作戦は日本国・日本人に見られるものだといいます。
いわば理解不能な攻撃でした。
なぜそのような作戦が劣勢に立たされた日本軍で行われたのでしょうか。
そこには「楠公精神」というキーワードが見えてきます。
南北朝時代、後醍醐天皇のために劣勢に立たされた足利尊氏との戦いに挑み敗れ自刃した楠木正成公の精神が関与しています。
徳川時代、水戸光圀によって蘇った楠公精神は、江戸末期、吉田松陰らによって尊皇攘夷思想のもと長州藩など討幕派の精神的支柱になりました。
その楠公精神が太平洋戦争末期に再度蘇り、とくに海軍の回天特攻隊に色濃く現れました。
「楠公精神と回天特攻隊」日本の戦争を考える上で重要な意味を持ちます。
この機会にこのテーマを一緒に考えてみましょう。
■『楠公精神と回天特攻隊』
安島写真事務所 2022年5月1日発行
A4判 カラー&モノクロ 42ページ
定価1200円(本体+税)送料別
一般書店での店頭販売はありませんので、直接メールで安島まで申し込みください。